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「夏至」の呪術

6月22日は『夏至』とされています。対極にあたる『冬至』より生じた一陽が長じて日照が最も長くなる日 であり、同時に巳月に全陽に達した陽の気に僅かであるが「夏至」を境にし一陰の気が生じる午の月である。


午は季節では夏の正位、方位は南、五行では「火気」を意味しますが、 盛んなるはまた退潮のはじまりであるように「午」はその火気の中に一陰の水を孕んだ陰の初め「祈雨」の呪物ともなります。

全陰の亥月(旧10月)から一陽を兆す子月を陽気の始まりとすると、午月は反対に一陰を兆す陰の気の始まりになる。
日照を基準に分けるとこの二至(冬至、夏至)二分(春分、秋分)こそが一年を構成する軸となるはずであった。

夏至を含む午月は新暦では6月であるが、太陰太陽暦では5月のことであり本来は端午の節供は
この月の初めの午の日におこなわれたものですが、次第に新暦のほうで行うようになったものです。

何れにしろ、午(馬)にかかわる催事は、この午が五行の火気であることを実践することによるものが多い。
迎春呪術に馬が出てくるのは、春は木気で色は「青」であるため、春の天敵である「金気剋殺」の呪術の
火気を用いることによるものでした。「火剋金」そのことによって春の木気の発揚を助けるものだ。
「白馬」を敢えて「あおうま」と読むのも白(金気)と春(青)木気の相克を嫌った呼び方である。
                    馬

反対に黒馬の場合は黒(水)剋火(日照)で干ばつへの「祈雨」の呪物とされたようだ。この馬は一陰を
生じた水の用としての午を意味するものかも知れない。

そして、水にかんするものでは湿地や水害の多い河川などには土で作った「土馬の埴輪」などが納められることが多いのは、土気による水の剋殺「土剋水」の呪法であることは用意に推理可能です。

それも洪水などには強烈な土気の呪力が必要のため、その相生の用である馬(火)を土で作ることで「火生土」という火の加勢を受けた強力な土気を用いるためであったものだろう。

また易において午は火気の「旺」であると同時に午戌寅の三合で土気の生であり、午未の支合もまた土気でもある。
したがって「土馬」は強力な三重の意味でも土気の用を帯びるものである。

以上から夏至を含む午月は夏の火と土の気をその祭りのなに宿しているものだと考えると納得がいきます。
気候の上ではますます猛暑の季節が来て、「夏至」のあとの暑気や疫病を克服するための夏祭りの
シーズンがいよいよ近づいてくる。
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