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閏月と太陰太陽暦

      
今年はロンドン五輪が開催される四年周期の閏年でした。2月に閏日を入れて29日となり
商売関係の方は一日ぶん売上げで儲けたかもしれませんが、月給の人は一日分サービスで働く
ことになっています。
                23夜月

これは一年が365.24日のために凡そ4年で一日分誤差が出てくるため、その修正の目的で実施しているからです。
更に今年は、太陰太陽暦(旧暦)も閏年となっているめずらしい年です。もっぱら旧暦では
月の朔望をもって1ヶ月としているため1ヶ月29.53日×12ヶ月で364.36日となり
1年で11日ほど足りなくなるため、3年若で1ヶ月の余分な閏月をいれないと季節が狂って
いくようです。

そのため太陽年を24等分にして太陽暦の季節の基準を入れたのが二十四節気となります。
内容はそれぞれ15日ごとに節気と中気を定め、節~節の前日までが暦月を決める節月となり
間の中気はその月名を決める基準としました。

すると陰暦では29.53日のため33ヶ月くらいに一度、中気を含まない月が生まれるため月名を
前月と同じ名前に閏を付けることにしています。
これが旧暦が「太陰太陽暦」とよばれる所以です。

今年は旧暦の3月の次が4月の中気(小満)を含まないため閏3月として30日を挿入しています。
したがって今年は旧暦では13ヶ月(385日)もあるわけです。
こうなると財政難で役人に給与が一ヶ月分余計に払わなければならないために、明治5年12月3日を
明治6年元日として新暦(太陽暦)を用いることにしました(明治の改暦)。
タテマエでは西洋暦に合わせるためとなっていますが、どうでしょうか?

この改暦による月差をそのまま新暦となったために、永い間太陰太陽暦で行った祭や文化が
実際の季候と合わなくなったように思います。
例えば、ひな祭や七夕など寒かったり雨天だったりするようにです。
太陽暦の利便性を認めたうえで、日本の文化が太陰太陽暦を用いていたことを評価をしないと
せっかくの東洋の奇跡といわれる悠久の文化を正当に残すことが薄れていくものと危惧します。

「年の内 春は来にけり一年を 去年とやいはむ 今年とやいはむ(古今和歌集)」や
「月よめば いまだ冬なり しかすがに 霞たなびく 春たちぬとか(大伴家持)」などは、
次第に理解しにくいものになるでしょう。
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