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巨石パークと岩クラ信仰

穏かな気候になりますと老若男女とも健康を兼ねて山歩きなどがブームのようです。
中でも、最近では自然を満喫しながら精霊の気脈を肌で感じることの出来る場所としての
巨木や巨石などを訪ねるパワースポットが人気といわれています。
特に古代より大きな岩は悠久の生命の宿る神の依り代として地域を越えて崇められてきました。

「岩(イワ)」のイは元来、生命力・霊力をあらわす言葉でしたから、斎や忌など潔斎して神に仕えることに
繋がっているようです。
自然物としての「岩」もその堅牢さと大きさは寿命の短かった時代のヒトにとっては畏敬の対象で
あったにちがいありません。
天孫降臨神話では天孫ニニギが日向に降りたときオオヤマツミの娘、コノハナサクヤ姫に出逢い求婚
すると、オオヤマツミは喜んで多くの献上物と共に姉のイワナガヒメをも奉ったが、イワナガヒメが
醜かったため返されたことを悲しみ、天孫の命が岩のように永遠ではなく花のように儚いのものとなった。
の説話のようにイワ(岩)は尽きない霊力・生命の象徴またはその依り代として崇敬されていた
ようです。
                巨石

このように巨石としての岩が神・神霊の依りましであるというのは「岩座信仰」ですが
佐賀市の嘉瀬川の中流の東側にも通称「巨石パーク」と呼ばれるスポットがある。
「肥前風土記」には「佐嘉川の川上に石神があり、それを世田姫(ヨタヒメ)とう。毎年、海の神の
鰐魚(ワニ)が小魚を従えて川を遡り石神のもとへ来る・・」とあり、世田姫は川上神社の祀神、与止日女の
ことだといわれています。

与止日女神社は祭神として大きな岩が境内に鎮座していて肥前一ノ宮としての神格を得ていますが、
またそのような霊験ある岩座としては1608年からの佐賀城築城のおりには、のべ数百万人が徴用され
舟で本丸石垣の岩を運んだのは岩(イワ)としての絶えることのない霊力を城の普請に取り込んだものでしょう。

イワウとはイとしての霊力を与えることであり、イワのような力を与えることが「祝う」と同根として
言霊の中に生きているものと思う。
コンコンと湧く水を石清水をいい、君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて・・と歌うのも
どれも岩(イワ)のもつ絶えることのない生命を言祝ぐ「岩座(イワクラ)信仰」の顕われと考えてしまう。

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