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夏祭りと稚児の役わり

有数の規模を誇る信州は大町市の若一(にゃくいち)王子神社「子ども流鏑馬(やぶさめ)」が22日、
市中心街一帯で繰り広げられたといいます。
盛装した男児がまたがった馬10騎が練り歩き、所々で矢を射る。街中が、馬のいななきや大人たちのにぎやかな掛け声で盛り上がっていたのですが、
今回は子どもを乗せた馬が暴れだし、観客 の中に入り怪我を負わせたというニュースでした。

               稚児


ではどうして、危険な馬のうえに子どもを乗せての神事が続いてきたのでしょう?
祭りの主役の射手である稚児は代々、氏子10町から選ばれる習わしで、ことしも5~10歳の男児が晴れ姿を披露し「ハオー、ハオー」とはやし立てる馬方らを従えて商店街などで的に矢を放ち、沿道を沸かせたようです。
また、大勢の子どもが、軽やかな祭りばやしを奏でる山車を曳いたり、みこしを引っ張ったりして元気な声を上げたようだ。

これをみると、危険であるにも関わらず男児が主役の祭りであること、それに流鏑馬の馬が登場することを考えますと、これは夏の終わりの土用にちなんだ祭りであることが分かります。
夏の終わり(季夏)の土気を強め祀ることにより五穀豊穣の秋を迎えるための神事であると推測されます。

馬(午)は夏、火を表し、馬の上にのる男児は八卦では艮(土気)ですから「火生土」の理により夏の火により
煽られた強い土気の力により夏を乗り越え、実りの秋へ転換させる土用の祭りのようである。

祭りのトリモノとして大きな団扇が登場するのは風が火を煽り火が土気をつよめ「土生金」の法則により
順調な秋(金)を招来する祭りであろう。
京都祗園の山鉾巡行も稚児の注連縄切りから動き出し、博多や小城の祗園蔡でも子ども神輿が露払いをするのは
男児が主役として祭りの呪物とされているからでしょう。

八卦では父(乾)母(坤)長女(巽)中女(離)少女(兌)長男(震)中男(款)少男(艮)とするので
男児は艮であり土気を代表するため土用の祭りに主役となるのです。

10の町から選ばれた10騎の馬という「10」という数もまた土気の働きを示すものです。
開催時期も7月の最終週の日曜日にしてるのは、夏の土用になっているからでしょう。

このように夏祭りには土気の主役として男児の登場は危険であるなしに関わらずに登場させることにこそ
祭りの本質を有しているからと考えると謎が解けます。



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