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伊勢神宮と19年暦法

2月11日は【建国記念の日】ですが、以前は【紀元節】と呼び九州は日向の国から東遷しヤマトの橿原の地で即位した初代天皇、神武天皇の即位の日を祝う日でした。

初代天皇の即位を紀元とした皇紀元年は、西暦では紀元前660年(辛酉)の年とし皇祖神「天照大神」を祀る伊勢神宮の大祭が行われ、佐賀の伊勢神社においても前夜の子の刻から本日の午の刻まで夜通しで行われました。

本年はまた伊勢神宮の62回目のご式年遷宮の年にもあたり厳粛な祭祀に参拝客も多いようです。
遷宮は、20年毎に行われる壮大な神事ではありますが、なぜ20年毎に行われるかは諸説あるようだ。
              伊勢神宮1

檜の神明造りのため傷んだ神殿を再生し技術を保存するためとか、或いは祭霊の更新、魂振りだともいわれる。
ただ、古くは20年ではなく19年毎に行われていたともいわれますが、それは暦数のうえでは19年という数は「神聖」な数であるといわれ、10と9は陰と陽の極数でり、19年はその和であるからとされてきました。

ただ実際には皇祖神である天照大神(太陽)と地上の王である天皇(太陰)の再生が一致するのが19年に7回、閏年を置く「19年7閏法」によるのではないかともいわれます。
 
それは一太陽年(365日6時間)と12ヶ月(陰暦で29.5×12=354)の差異を調整する置閏法で、これだと19年に0.25日(6時間)の誤差に縮小するからです。更には、これをもっと解消する19×4の76年という暦数も神聖視されているという。
              太陽と月
            
古代では王権の権威を示すのは天の意でありその保証のもとに地上の時間である「四時順行」を担う陰の数としての太陰の活動と調和する神聖な数が「19年7閏法」のようだ。

太陽が冬至の日に再生を開始すると同時に太陰(月)が再生をする朔日が重なる日を「朔旦冬至」として天皇霊の再生、更新と重ねたもののようです。

祖神である天照大神と地上の天皇の再生の暦数が調和一致する年数を神殿の更新する年数として採用したとも思われます。実際にも19年や76年という暦数は、意図的に用いられていたようだ。

遁甲をよくする天武のあとを受けた持統天皇は、神武即位年(BC660)から1349(19×71)年を経た690年の1月1日を選んでいるのは暦数から見る天皇霊を受け継ぐ王として規定しているように見える。
また初代神武天皇の在位年数が76年であるのは19年置閏法の誤差0.25を更に修正する年数(19×4=76)のようでもある。

記紀編纂の時期が、天文、易、陰陽五行が伝わり政に陰陽寮が設けられた時期でもあるため国の祭祀の中心に時代の先進科学であった易、天文、暦数が細部にいたるまで取り入れていたことが記述にみられるところです。

天皇の神格化を担った「伊勢神宮」の祭礼がそのような暦数を用いていても不思議ではない。
もちろん神武天皇の即位年がそのような暦数から割り出された「辛酉革命説」によるものとの指摘される所以でもあるようだ。

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