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東京駅ドーム十二支の謎?

ニュースが跳び込んできた! 東京駅舎ドームと佐賀県武雄温泉の楼門に残る「十二支の謎」についての情報だ。
 【干支の謎 解けた? 故郷・佐賀に四つ 東京駅に八つ(東京新聞より)】
 日本近代建築の礎を作った辰野金吾(1854~1919)が設計した東京駅のドーム天井に、八種しかなく謎だった干支(えと)のレリーフを、佐賀県の国重要文化財「武雄(たけお)温泉楼門(ろうもん)」にある四種の干支が補う存在である可能性が浮上した。東京駅と辰野の故郷にある楼門で十二支がそろうため、「辰野の遊び心かも」と指摘する声もある。
               東京駅

 東京駅丸の内駅舎の北口と南口の八角形の天井近くには、それぞれ方角を示す八種の干支が施されている。東西南北に位置する子(ね)、卯(う)、午(うま)、酉(とり)は、ない。八種の干支は創建された1914(大正三)年からあったが、空襲で屋根ごと焼失。昨秋終わった駅舎復元工事で、白黒写真をもとに再現した。
 JR東日本東京支社によると、駅舎に四種の干支がない理由は、当時の資料や記録がなく謎だった。欠けた干支が気になった丸の内駅舎にある東京ステーションホテル社員が三月、楼門を所有する武雄温泉株式会社に「動物の絵はありますか」と問い合わせ、判明した。
                 楼門
                    
 武雄温泉楼門は、丸の内駅舎が完成した翌年の一五年にできた。二階天井の東西南北に、杉板に彫られた四種の干支がある。
 「辰野式」と称される西洋建築で赤れんが造りの東京駅に対し、楼門は和風建築。干支の材質や見た目も異なるが、同社の大宅賢二常務(59)は「東京駅と楼門の完成時期が近く、縁があると感じた」と指摘、関連調査を専門家に依頼することも検討している。記事の内容は以上ですが、報道各紙も同様のようである。

ダヴィンチコードならぬ辰野コードの謎として、東京駅舎の円形ドームの天井に描かれていた十二支が八つの干支(丑寅辰巳未申戌亥)が描かれていても「東西南北」を表す「子卯午酉」が欠支していたことが関係者の間で謎を呼んでいました。

描かれた十二支は方位を表すことは知られているが・・八方位ならば何故、東南西北の四方を表す「卯午酉子」が描かれて無いのか謎でした。八方とは八方位を指すのみでなく全世界を表すものでもある(例:淮南子地形訓にみる八紘)。その場合は東西南北と東北、東南、西南、西北のそれぞれ「四正四隅」を表すはずであり、これなら十二支を用いることは可能であった。

四方四隅を十二支で表現すると東(卯)南(午)西(酉)北(子)東北(丑寅)東南(辰巳)西南(未申)西北(戌亥)となり総てが揃うのです。

ところが東京駅ドーム天井には東(卯)南(午)西(酉)北(子)の四正(四方)を欠いている。それが今回、東京駅舎の設計者辰野金吾の故郷である佐賀県の武雄温泉楼門に四支が描かれていたためその関連性、補完性が話題となっている。

二つの建物がほぼ同時期に建造されたもの、設計者、辰野金吾の故郷佐賀に建てられた楼門に描かれた四支と合わせると十二支が揃うために、辰野の遊び心?などと話題が沸騰しているのでしょう。
                東京駅天井

結論から言うと両者には設計者が同じで、同時期に前後して完成をみたという以外の相関性は薄いものと思われる。描かれたデザインも異なるからである。
東京駅舎ドームに描かれた八支に東南西北の四正が欠けるのはドームの屋根が「円形」であることに由来するのではと考えます。

描かれた八支はそのまま八方位を表すものではなく、それぞれ二支づつ組み合わせて東北(丑寅)東南(辰巳)西南(未申)西北(戌亥)と見れば、それは「四隅」であり、各々、艮、巽、坤、乾は四方位の間(鬼門、地門、人門、天門)にあたり四季の方位でいえば総て境界である。五行では「土気」を含む方位となり、土気の示す属性は、四季の転換、移動、回転、円、丸を表すものであるためだ。
                干支方位

東西南北の四正は、方形(四角)を表すために四支を意図的に外して八方ではなく四偶だけの八支としたものと思う。武雄温泉の楼門は、云い方を変えれば「四脚の楼門」であり四方形のはずである。ちゃんと東南西北の方位をさして描かれていいて反対に楼門には丑寅(北東)辰巳(東南)未申(南西)北西(戌亥)の四隅を欠いている。

五行では、円は天を、方形(四角)は地を表して、「天円地方」の前方後円墳などの造形にも見られるとおりだ。
あえて相関性をみるとすれば、東京中央駅を天円として、佐賀地方の楼門を方形の四脚門としたところにあるのでしょうか?

東京駅は日本の中央駅であり八方より多くの乗客が移動交差する駅舎であるため、敢えて「動」を表す四偶をしめす八支のみを導入したとも考えられる。それともSLの車輪を造形したものでしょうか?
今でも船の名前は「丸」がつき、成長変化の多い児童の幼名にも「丸」をつけるのは円のもつ属性でもあります。
              SL車輪

円形の東京駅舎から各地方への物流は心臓から流れる血流にも見立てられ、日本の中心部の駅舎として丸いドームをもった造形を選択し、その天井に円形(丸)を示す四偶(丑寅、辰巳、未申、戌亥)を描くことはありえないことではない気がします。
他にも古い時代の文化を理解するにはその時代の考え方を以て行わなければ謎が解けないコトが多いようです。

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