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おんじゃ おんじゃ

「おんじゃ、おんじゃ」は毎年1月7日夜、佐賀県唐津市の唐津天満宮で行われる「鬼やらい」の一つのようだ。
「おんじゃ」は邪気を祓う掛け声の「鬼じゃ」がなまったもので、長さ10メートル、直径1メートルの青竹で組んだ「松明(たいまつ)」を正月飾りやしめ縄と一緒に焼いて邪鬼を天に追い払う行事で、江戸時代から続いているという。
                  おんじゃおんじゃ

「よいさーよいさー」の掛け声の中、巨大な松明(たいまつ)が運ばれ起ち上がると、燃え上がる炎を見上げ一年の無病息災を願う。
 青竹のパチパチはじける音と見物者の歓声で祭が最高潮を迎えると、火柱の中心となる炎は10メートル以上にも燃え上がり、闇を照らす炎の中、神を招き地上の悪霊を焼き払うという。

このような風習は全国各地に渡ってあり「ドンド焼き」・「ホンゲンキョ」・「左義長」などと呼ばれる行事と類似している。
これ等は小正月の「サイの神(道祖神)祭り」と結びついて「サイト焼き」などと呼ばれるものも多い。いくぶん性(陰陽)的な豊穣のメセージを含んでいるのはそのモノザネを見ると理解できる。
この呪力のある火で正月の〆縄や松飾りを焼き、またこれで焼いた餅を食べると病気にかからないというのは共通のようです。
                     三九郎

他に信州地方には「三九郎(さんくろう)」という火祭りがあり、小正月に行われる子供中心の行事で、同様にしめ縄・松飾り・ダルマなどを集めて燃やし「歳¬神さま」を送る行事だという。「繭玉(まゆ玉)」と呼ぶ米を練った餅を柳の木の枝に刺して持ち寄り、この火であぶって食べると一年間、無病息災となるという。
                 
以上は「小正月」の子どもの行事として日本各地で盛んにおこなわれたものらしく、九州地方では7日前後で関東や中部地方では15日前後とする所が多い。
子どもたちが、しめ飾りや書初めを持ち寄り、勢いよく燃え上がる炎柱に一年の願いをかけて行い、そのあと「福笑い」や、こま回し、けん玉、凧上げで楽しんだという。
                     繭玉2
              
・正月行事は、火を用いて、冬(寒気)を追い、暖かい春を迎える祈願として行われる。
・追われるのは冬であり、春(木気)の敵である金気(白、餅)の追放である。
・迎えられるのは春(青、柳)であり
・主催するのは稚児(子ども・艮・土気)と火の役割であった。

小正月は、お盆と対比され、何れも季節の転換呪術の祭りである。前の季節を終わらせ、新しい季節を循環させるのは土用の働きとしての土気の任であった。

そして「火気」は直接的な火のみならず、陰陽五行で火気と配当されるものも含んでいます。たとえば此処では呼ぶ(木)笑う(火)歌う(土)啼く(金)呻く(水)となっているため「笑、福笑い」は火として登場していて、天の岩戸隠れでも、硬い岩戸(金)を開けさせたのはアメノウズメの裸踊りによる神々の「笑」だったのです。

竹も、どんと小屋の三角形のカタチも、火のシンボルであり、ダルマも、凧(いかのぼり)も火の象徴のようだ。(五行配当表参照)どんど小屋のことを鳥小屋とか笑小屋と呼ぶ地域もあった。
         五行配当表


火剋金(五行相剋)により、春(木)の障害となる金気(金剋木)を排除すること、これを主催するのは季節転換の祭祀者である土気(稚児)である。この構造は、多くの迎春行事と共通のもののようです。
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