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風の又三郎は、なぜ「三郎」なのか?

どどどっど どどっど どどっど どー、青い胡桃もふっとばせ~すっぱいリンゴもふっ飛ばせ~

「風の又三郎」、宮沢賢治の詩ですが・・なぜ「太郎、次郎」ではなくて「三郎」になっている
ものでしょうか?

    風の又三郎
        
これは決して偶然なのではなく、実は古代思想である陰陽五行と易の数の影響が及んでいるからのようです。

一から五までの「生数(せいすう)」を五気に配当する場合は、一(水)二(火)三(木)四(金)五(土)となっており、六から十までの「成数(じょうすう)」は、それぞれ六(五+一)七(五+二)八(五+三)九(五+四)十(五+五)として生数の有する「五気の用」を示すものとしています。

つまり、一~五の生数は、水火木金土の五気の性質を表し、六~十は、それぞれ一~五の性質が五という触媒を得て活発化する作用、働きを表す「成数」となることを示している。

すると、水に比定されるものは一と六、火に配当されるものは二と七、木は三と八、金は四、九、土は五と十のようになる。

具体的には、河童は水神の零落した姿ですから「河太郎(一郎)」、鍛冶屋なら「二郎}風なら「三郎」と決まってくる。
「風」は五気では「木気」に配されているからです。

するとあの遠山の金さんは「金四郎」というのは自然な流れとなる。五は土気で黄色ですから例えば鯰の「五郎」とでも名前がつくであろうことは予想されます。

そのうえで「又三郎」と「金さん」が闘うと金さんのほうが勝つ、理由は五行相克で「金刻木」となるからだ。

実際に震災の元凶とされる鯰をひょうたんで抑えつけているという錦絵は、地震が起きるのは、巨大な鯰が暴れるからだという伝承を、ひょうたん(木気)の力で抑えるという「木剋土」の理を象形化したもののようである。
鯰は土気の魚(鱗がない、念(思)は土気)だからだ。

ひょうたん鯰絵


このようにして陰陽五行は、私たちのDNAのように自然なカタチで民話や伝承などにも表現されているものと思われます。

他に、秋の刈り入れの季節、風害を避けるための「風切鎌」などを屋根に立てる風習なども、同じような五行相剋(金剋木)の理による風(木気)封じ込めの念呪を、民俗としたものと思う。

伝統文化や民俗には、このような古代思想が息づいていたのですが、維新の欧化思想を是とする政策により太陰太陽暦とともに葬ってしまったように見えます。

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