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おしろい祭り

【おしろい祭り】は、福岡県 朝倉市杷木 大山地区で毎年12月2日に開催されている300年以上も続く奇祭といわれている。

地区の奥に鎮座する大山祇(オオヤマツミ)神社で行われますが、祭りが始まるまで、当番により膳の用意がされ、吸い物、ナマスなど盛られ、膳の横には大きな押し寿司が用意されるという。

祭りは、午後2時頃より始まり、宮司のお払いのあと、祝詞が奏上されて、酒宴が始まり、氏子が少し酔ったところで、おしろいが塗られる。

              おしろい祭り1
            
昔からの「伝承」によると、大山祇神(オオヤマツミノカミ)は「大いなる山の神」という意味で、大山祗神社を「山の神」と呼ぶのは、元来は「女性の神様」といわれ、その「女の神様」がお化粧をする事を意味して「おしろいを塗る」といわれて来ました。

おしろいは、新米を粉にして水で溶いたモノ(しとぎ)を用いて顔にぬるもので、農家の氏子の繁栄と新穀の豊作を神に感謝し、翌年の五穀豊穣を祈願する、全国でも珍しい祭りとされます。

また、おしろいの着き具合で来年の「作柄」を占いますが、このおしろいは家に帰るまで顔を洗い落としてはならず、火の中に入れると火事になるとも云われます。そのまま帰って家畜の飼料に混ぜて飲ませると無病息災のご利益となるという。

          おしろい祭り2

そこで、この奇祭とされていて説明の少ない「おしろい祭」について易・陰陽五行からの考察をしてみます。

1、12月2日という開催時期について
  元来は旧暦での開催であったと考えると、12月と2日という「数」は
  山の神を祀る風習が全国に多いこと。それと十二支の「亥」は、山の神や、十二様とも呼ぶところが多く、2は「陰」の極数でもあるからにちがいない(陰は小さいほうが極数、陽は9が極数)
  旧暦の12月は、丑月のため、旧暦の春、寅月(木気・旧暦新年)を迎えるための月でもある。

2、膳に酢を用いた料理が並ぶこと
  これは五行配当では、「酢(木)苦(火)甘(土)辛(金)塩辛(水)」の五味となっているため
  酢は、木気の農耕の春(寅月)を迎えるために必要な味付けのようだ。お正月料理に酢の物が供されます。

3、開催時間、なぜ午後2時ごろから開始されるのか
  これは、祭りの目的のヒントになるのですが、「午後2時」とは「未申」の刻を表し、「午前2時」の丑寅「艮」に対し、未申(ヒツジサル)は「坤」を意味するため、この祭りの正体は【坤の祭り】、母なる大地、山の神(作神)の祭りのようです。
坤は、地、作神、陰、母、女性のことであり、また亥の神、山の神、十二様とも呼ばれている。まさにこの祭りの本質を示します。

                 坤


4、膳をいただき酔いが回り、顔が赤らんだ2時(未申)頃に新米の粉を水に溶いた「しとぎ」を貌に塗る。
  これは、そのまま未(赤)申(白)をなぞって坤(山の神)に化身をするための化粧のことであり、山の神に憑依して作神である女神を家に連れて帰るという見立てにみえる。
  また、シトギは山の神の好物として性的な供物との意味もあるらしい(伊賀青山町の例)。

5、家に帰るまで洗い落としてはならない、火に入れると火事になる。
  これは、豊作をもたらす山の神に憑依した状態でおしろいをつけて帰ること。
また火に入れると凶なのは、火と白は五行相剋「火剋金(白)」のため、山の神が逃げるからと考える。

このように白粉を用いた民俗や「おしろい祭り」という奇祭に気付き、理由が今一つ不明のため、敢えて推理を加えてみました。

山の神といえば俗に、家の主婦のことですが、どこの家の山の神さんも、お化粧によって神霊が宿りパワーアップしたかに見えます。

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