FC2ブログ

魂 と 頭

 魂魄とは、人の身体のことですが、人が死ぬと「魂」と「魄」に分かれ、魂は天の昇り、魄は地に還るという。
人は陰陽を統合し生きているので、亡くなるとその「魂魄」はもとの二気に還るのだという。

魂は、身体から遊離して天に昇り、魄は骨となり大地に還る。 天・地の分離が死ぬことと位置づけられていた。

               魂                    
              
「魂」は、ふわふわする「気」のようなものであるが、人間の生きている間は何処にあるのか、が問題となる。
古代、魂は「頭」、頭部に宿るものとおもわれていたようだ。

頭は丸く、天をあらわし、天に昇ろうとする「魂」の入れ物としてふさわしいものだと考えていた。

 首を含めた全体を「頭」としてあらわすようになると、人を死に追いやることは「首を執る」ということになる。
「頭」は、目と鼻と口と、髪が、生えた形象になりますから、首を取るとは同時に「頭」を執ることだった。
古代の戦は、敵の「首」を身体から離し取ることを意味していた。

さもなければ頭に魂が戻ると、生き返ると恐れられていたようだ。敵を破った証拠に「首実験」を
行ったのは当人であるかどうかだけでなく、しっかり首を離して生き返らないようにしたかの確認も
兼ていたようだ。
                 兜首 

そして、「首」には強い霊力があり、襲いかかる「邪気」を防ぐ霊力もあったとされ、村や建物などの境に
晒したり、行軍のさいには持ち歩いたりもした。「道」という漢字の成り立ちといわれます。

そのうえ古代では「魂」はとても不安定なものであり身体から遊離しやすいものでもあったために「病気」に
なったり衰弱したりし、ケガレれるものでした。そこで身体を禊ぎ祓いをしたり弱った「魂」を振り動かす
「魂振り」の呪術が盛んに行われました。それが民俗や信仰のカタチである祭りの様式となったものでした。

            道 

頭に被りものを着けたり、鉢巻をしたり、髷を結ったりすることも「魂」の離脱をふせぐと同時に魂の
力を大いに発揮するための魂振りの儀式であったと思われる。

神の霊意を聞き告げる神人や巫女は、魂、霊の交信の媒体であるため、頭髪を結うことなく被髪の状態を
以て、その任を行っていたと思われます。

このように人間の「魂」は頭に宿るという考え方が、首や頭髪被りものにかかわる伝承を生んだことを
確認しておこうと思う。

スポンサーサイト



プロフィール

jyoumonjn                                      K.やまだ       in SAGA 

Author:jyoumonjn        K.やまだ in SAGA 
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ポインタ・スイッチ




最新記事
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR