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子の祭と一陽来復

 師走の月をお迎えました・・・ただ旧暦ではまだ「冬至」を含む11月(子の月)になります。

旧暦11月は、和名では「霜月」と呼ばれ、冬季の三ケ月の真ん中、「仲冬」になりますが、「冬至」を過ぎると短くなっていた陽の長さも、少しづつ回復に向かう、謂わば太陽の復活の月でもあります。

易に於いては、天風姤の午月(旧暦5月)より少しづつ陰の気が増していき、全陰の神無月(坤為地)にあたる亥月をへて、ようやく再び一陽の気の兆す、「地雷復」の月を迎えます。

万物がその生命を殻の中に宿しこれから増やしていく始めの月、太陽が次第にその力を甦らせていくプロセス「子~午」の陽転への始まりの月となります。


霜月蔡1

古来より、世界中でこの太陽復活を意味する「冬至」を祝う祭りを行うところは多い。

我が国でも一年の納めと同時に、新しい年への始まりに備える「年魂」の更新の祭りが各地で行われます。

宮中では、新穀を神々に供え、神人共食を行い、収穫の感謝と次の年への豊稔を祈念する「新嘗蔡」がおこなわれる。 
民間においても「霜月蔡」と称して、太陽の恵みの更新を願う風習が残っています。

今の暦(太陽暦)では、12月が冬至のため、霜月ではなく「師走」としています。そのため12月を年の更新の月として、1月を便宜上、「新春」とするようになりました。

今でも「新春」という正月の名残を示すものの、実際には寒さの盛んな季節のため、暦上の区切りの意味とのようです。

それでも、一年の区切りとして年迎えの伝統行事を行うため、旧暦の時代の習俗に習い煤払いや歳木迎え
鏡餅などを備え「年神様」をむかえる祭りを行ないます。


煤払い

              
四季の更新や循環には、五行では、それぞれの季節に割り当てられた土気の働きのため、季節の終わりに配当された18日間に、そのような行事を行いました。

旧暦では、丑月に冬の土気を含んでいるために、正月を迎える煤払い(土気の催事)を土用の入りに行ったものを、新暦でも更新するため、同様の煤払い、松迎え、大掃除の催事を現在の12月やるようになる。

ただ偶然ですが、支合では「子丑」の組み合わせは、「土気」のため、子月に土気の祭りを行うことは、あながち間違いとはいえないように思える。

日付を暮れの13日に煤払いを行うのは、立春正月より18日まえを土用の始めとして合わせた土気の呪術なのでしょう。

このように太陽の復活の月である子月には、多くの呪術的な祭りがみられますが、旧暦時代に行われてきた伝統文化と現代の暦の間のズレがチグハグな印象を与えるようです。

天保暦の旧暦を、単に古い暦として扱うのではなく、新旧の暦と、その文化の違いを学ぶことも大切だと思う。
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