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亥と山の神

もうすぐ「立冬」をむかえるが、旧暦では未だ10月「亥月」となっていて
和名では万の神々が出雲に出かけるので「神無月」とされている。

もちろん出雲地方では、旧暦10月は「神在月」という所以でもあろう。

「神無月」を易で表すと、「坤」卦であり、上下の卦も全陰の「地」である。64卦では「坤為地」を
あらわし、豊穣の大地、母をあらわすことになっている。

亥月になると、田の神さまが山に帰っていくのだから、「神無月」ともいえるのでしょうか。
従って山の神は「亥」であることには違いない。 亥は十二支では猪のことを指している。

山の神 

山の神が女神であるといわれるのは、「亥月(旧暦十月)」の卦が坤であり「地」であるからだ。
全陰の「坤」に対峙する全陽の卦が、「乾為天」であり、父であることに相対し「母」であり「大地」であるからです。

また山の神のことを地域により「十二様」と呼ぶところが多いのは、すなわち「亥(猪)」は
「子」から始まる十二支の、十二番目にあたるためだ。

山仕事をする或る村では、「12月12日は山に入ってはいけない」とされる。
山の神の誕生日にには、「山の神が木の本数を数えるため」、入山を禁止するなどの風習もある。
本来は「亥月の亥の日」の風習であったにちがいない。

また山には女人禁制が多いのも、「山の神は女神」である理由からくるものだろう。
更に、山の神は「オコゼ」が好物で奉納すると喜ぶのは亥の神は嫉妬深いからだと云われる。

ただこちらは多分オコゼの毒をもつ針は邪気を祓ってくれるという呪のほうが本当かも知れない。

おこぜ



次に山の神の祭礼には木でこしらえた陽物を供物とするのも共通であり、オコゼの干物を見せろ
見せないなどの「笑い祭」などの奉納などもみられる。

これは山の神は女であることを前提としたもので陰陽の交合と豊穣を重ねた真剣な
祭祀なのである。
ちなみにオコゼを、「見る」「笑い」も五行においては「火」を意味して、「陰」に「陽」を対応していることは容易に
推定可能である。

「猪(亥)は多産であるから」というが、本来の亥の神様は、「易、陰陽五行の理」を敷衍した古代思想である
ことを確認したいと思う。

「亥の月に五穀豊穣を願う」のは、単に秋の収穫を感謝するものだけでなく、翌年の豊作を
山の神に祈願をすることを含んだ祭礼となっている。

亥は、亥・子・丑の冬3ケ月、五行で水気の初めであると同時に支の三合では「亥、卯、未」として木気の三合
農耕のはじめもあるからです。

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