FC2ブログ

大黒祭りと丑どん

旧暦の子(11)月、最初の子の日には日本各地で「大黒さん祭り」を行ったようです。今年は、12月14日が「甲子」となっていて、子月の最初の子の日となる。

神棚の大黒様を座敷の床の間に飾り、赤飯や股大根などを供えたりする。子月の子の日が重なる日は
太陽の恵み、五穀の霊に感謝し、一年の再生を願う日のようです。

                  股大根2


子と大黒の組み合わせをみると、子は冬至を含む一稔の再生の始まり、陽気のはじめの日(一陽来復)であり、方位は北、太極、北極星(太一)をあらわすことにより、太極=大黒と習合し、出雲神話においては大黒=大国主とも習合したようです。

そのため、一家の大黒柱とは、家計を支える太極、中心という意味でのご主人さまのことを呼ぶものでしょう。

大黒神は、インドの神(マッハカーラ)の「生成と破壊の神」が中国をへての「生成の福神」として民衆信仰に定着したものといわれます。

巷で大黒像は、男女の性神を表裏の造型としたものも多く、淫靡な興味を抱かせることが多いのですが、本来は子(混沌、太極)のあらわす「陰陽」を兼ね備えた生成力の根源(大極)のカタチのようです。

                 大黒さん


「一は、陰陽二気を生じ、陰陽は天人地の三を生じ、三は全てを生じる」というのは、易の法則であり日本神話を貫く道教思想のようだ。

大黒像は、陰陽の性神を統合して、二つの「俵」に跨っている姿はそのまま太極からの二気生成の造形のままです。

大国主は、スサノウにより草むらに矢を放ち求めさせ、火を放つと神使である鼠の誘いによって焼死を免れる話は、大国主と鼠の関係を表すだけでなく、「子」は陰陽五行では水の正位であり「水剋火」の五行相剋の理を述べているものと考えます。

そして大黒祭りには「股大根」を供える、というモドキは「太極からの二気の生成そのもの」なのでしょう。
いわば「股大根」はそのまま大極(大黒)の象徴となっているのです。

九州地方では、子の日に続く丑の日を「ウシドン」といって続けて祭り、刈り残しておいた神の稲を刈取り「重い重い」と言いながら持ち帰り、竃のまえの「臼」に飾り、餅、酒、大根などを供えたといいます。

この稲は、「ウシ稲」といい田の神の依り代になるという。

子丑は、支合して土気をあらわすため、子に続いて丑の日に田の神に供えるのは、土の日を田の神とし祀ることに一致させるためのようだ。

子、大黒として生成の神と、丑の土気としての田の神を続けてまつる民俗は、易と陰陽五行の古代思想の実践であり、単なる迷信として片付けるレベルではないように見える。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

jyoumonjn                                      K.やまだ       in SAGA 

Author:jyoumonjn        K.やまだ in SAGA 
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ポインタ・スイッチ




最新記事
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR