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鳥とシャーマン

きょう、鎮守の森の池で野鳥の観察会を行っていたようです。古い池のため鯉や小魚も豊富で
年中いろんな鳥類がやってきます。

双眼鏡やカメラを片手に伸びた葦の隙間より息をこらして観ているようでしたが鳥はとても霊力が
強く人の気配を察してなかなか思い通りにはいかないようです。

鳥は古来より神の使いとされいたことは、弥生時代の墳墓の中に、人骨と共に埋葬されたと見られる
鳥の骨なども出土したり、古墳の周濠から鳥形の埴輪が発見されたりすることで分かります。

            八咫烏


人は亡くなると魂が遊離し山や天に還り、魄は朽ちて地に戻るとされていたので、その天地の
間を自由に行き来できる鳥は特別の霊力をもったものだと崇められていたのです。

また神話でもヤマトタケルが亡くなると、その魂が白い鳥と化して飛翔したと記されています。
また斉明天皇四年、謀反の罪をかけられた有間皇子は自らの運命を傷み悲み

「磐代の浜松が枝を引き結び、まさきくあらばまたかえり見む」と歌い、自らの魂が鳥と化してでも
またこの枝を見に来たいと誓ったと解することができる。

このように天地を自由に飛翔できる霊力は、祭祀においても神意をその体内に憑依させて告げる
シャーマン(巫女)は鳥の形(鳥装)をかりてその袖を激しく振りながら魂ふりを行った。

「魂ふり」とは生命力・霊力を振り動かし活力を与える行為とされているため、
まさに神官や巫女の装いは、鳥そのものの形状を継いできたといえる。

また、我が国の着物の形は鳥装のシャーマンのものだと思うと、あの袖の振りの意味が理解できる
のではないでしょうか。

               鳥装


勅命により任那、百済の支援に渡る大伴狭手彦と恋仲となり別れを悲しんで懸命にヒレを振って見送ると
そのまま石と化したという「左用姫伝説」も、袖のもつ霊力をたよりに魂ふりを行ったものと思う。

弥生の土器などに線刻されたシャーマンの絵は鳥が羽を広げたようなカタチと頭にも鳥の羽と
思われるものを挿しタマフリをしている様子に見えます。

また古代の戦では、陣の魁として、そのようなシャーマンとしての女性が戦端は敵の魔力と戦ったという。
その巫女の霊力の根源は鳥のもつ霊媒としての力だったに違いない。

花見や山見が、春の始めにおこなわれる魂ふりであったように、古代においては白鳥や鴨などの
水鳥を見ることも人の生命力を強めるという風習がありました。

今日の野鳥の観察会がそのような思いを含んだものかどうかはわかりませんが
結果として野鳥の秘めた霊力が伝わり参加者の健康に寄与するのであればうれしい限りと思う。
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