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「かまわぬ」と「粋」 のデザイン

お気に入りの手拭模様、「かまわぬ」について触れてみます。

元禄時代の役者絵の模様には、粋なものが多く「カブキ(傾き)者」という自由奔放な人とか異様な装いをする者という意味のようですが、意匠的にも完成された面白いものがあります。

かまわぬ2

今でいえば「絵文字」のはしりのようなものでしょうか?「かまわぬ」は、心に想いを寄せる人のためならたとえ火の中に飛び込んでも「かまわぬ」、などという江戸っ子の粋なメッセージを意匠化したもののようだ。

鎌のカタチ、輪のカタチと、ひらがなの「ぬ」を組み合わせて意匠化するとはとても気にいっています。スポーツタオルの代わりや、文庫本カバーなどに加工していただいて重宝しています。

特にひらがなの「ぬ」で止めることによって、「成田屋っ!」と・・・役者の見栄を切るポーズを連想し、粋なメッセージを発信しているのが嬉しくなる。


よきこときく


他にも、斧(ヨキ)と琴と菊の組み合わせで、「良きこと聞く」や枡を重ねて益々繁昌するなども広くしられるところだ。

このように元禄時代の身分制社会の中で徐々に力をつけ台頭てきた町民層の粋な振る舞いや装いは浮世絵、歌舞伎、落語、人形浄瑠璃など百花繚乱として、今日の私たちの美意識にまで影響を及ぼしている。

三枡

 浮世絵の作風がヨーロッパの絵画、とくに印象派とよばれる人たちに大きな影響を与えたことは云うまでもなく、ジャポニズムやアールヌーボ様式としても彫刻やインテリアデザインなどにも及んでいた。

現代ではもっと身近なものでアニメ漫画や、ルイヴィトンのモノグラムの模様や市松などのデザインとしてなじみ深いようです。

yjimage.jpg

 
  
2020年、TOKYOに五輪の開催も決まって更にジャヤポニズムの再来が見えてくるような気がします。

ICTの加速とグローバル化によって、地域文化の散逸が激しい現代にあっても、時には先人の伝統文化に遊ぶ心も粋に思えてくる。
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