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祭の手ぬぐい

夏の祭りタケナワの季節ですが、欠かせないのが装束としての「手ぬぐい」のようです。
手ぬぐいは、字のごとく手を拭うための布、いわばハンカチの日本版くらいの認識となり、日常の生活ではすっかり姿を消し、手拭や顔拭きにはタオルに替わられたようす。

ところが、コトが伝統芸能や祭りの場面になると、どういう訳か「手ぬぐい」の出番だ。

手ぬぐいが、非日常の場面に押しやられていますが、郷土の祭りや町興しでは俄然、元気を取り戻し、その種類や色柄も千差万別の様相です。そのため「手ぬぐい」が、その名のように手を拭うための用途として登場したものではないことがわかります。

てぬぐい

今日では多様な絵柄が見られ、手を拭うだけでなく、インテリアグッズとしての用途にも広がったようだ。

布としての手ぬぐいが色もの柄ものとして染色されて用いられたのは江戸時代に入ってからのようです。
理由は、白い手ぬぐいは神に仕える神聖なモノザネとして、犯してはならないものという背景があったからです。

神に仕えた京都大原の桂女は白い手ぬぐいを巻き、戦国の武将は兜の下に白い布を巻いて武運を願いました。
また、沖縄地方ではテサージという布を魔除けとして男性に贈るオナリ神信仰もありました。

このようなことから、「手ぬぐい」が庶民の間に広まり、手ふきや湯浴みのときに用いられるようになっても、
未だに、どこか神聖なる依代としての思いが残っていたものでしょう。

かまわぬ


今でも、祝い事には日本酒などと並び、手ぬぐいが配られることが多いのもそのような由のようです。
手ぬぐいの呼称には手巾(タノコイ)の他に「ユテ」等というところも多かったようで、一般にはユテ(湯手)などを当て「湯手ぬぐい」の略称とするようですが、どうも本来の趣旨からすると斎手(ゆて)または木綿手のほうが性質を表してる気がします。

古代より布や領巾(ヒレ)に、神霊の依り代としての信仰は、佐用姫伝説などにも多くみられるためです。
そのような由来を引くと、今でも「手ぬぐい」が祭りの場に登場してくる理由となるのでしょう。

ただ祭礼用の白いてぬぐいではなく、豆絞りや柄ものが江戸歌舞伎の「粋」の影響を経て用いられるに至ったものかと考えます。

祭り手ぬぐいをキリッと締めた姿は今日でも神々しい力を与える理由なのでしょう。
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