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恵方の決め方

「今年の恵方は、どっちなの?」 と訊かれることがある。
恵方は「兄方」ともあらわすように、十干(甲乙丙丁戊己庚申壬癸)のうちの「兄・え(陽干)」のことです。

十干は、五行の「木火土金水」と結びついて、木(甲乙)、火(丙丁)、土(戊己)、金(庚辛)、水(壬癸)となり、それぞれ「木の兄・木の弟」「火の兄・火の弟」「土の兄・土の弟」「金の兄・金の弟」「水の兄・水の弟」となります。

十干のうちの「兄・え」は陽干、「弟・と」は陰干となり、恵方とは「兄方」のことですから陽干の方位のことになる。

干支(えと)は、干支(かんし)とも読みますが「十干」と「十二支」の結合のことで「十干(天)と十二支(地)(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)との60通りの組み合わせのことです。

                 恵方巻

十二支の方位を決めるのは、木星(歳星)が12年で天を一周することからですが、反時計回りのために便宜上、時計回りに対応する「架空の星(木星の神霊)」=「太歳」により、十二方位支を示す。平成27年の干支は「乙未(きのとひつじ)」ですから「太歳(十二支)」の方位は「未(南南西)」の方位となります。

太歳は「歳」の字を用いるため「歳徳神」と混同する人も多いのですが別の所に居ます。
「歳徳」はアキノカタとも「恵方」ともいい「その年の万物生ずるところの徳(吉方)の方位」のことである。十二支ではなく「十干」のうちの陽干(兄方)【甲丙戊庚壬】により決定される。

但し、戊(ツチノエ)は「中央」のため方位を差さないため土気の生ずる祖(おや)である火の兄(丙)の方位としています。

従って、陰干【乙丁己辛癸】の年の場合は、「干合」する相手の陽干(兄方)の方位となります。
【徳を与えるものは専らであり、はそれを受けとるもの】という「陰陽の法則」によるとされる為です。

干合は、【甲乙丙丁戊】と【己庚辛壬癸】がそれぞれに対応し、陰干の年はその相手方となる陽干の方位が恵方となる。
                        
例えば、平成27年の乙未(きのとみ)の年は相手は、甲(きのえ)ではなく「庚(かのえ)」の方位で申と酉の間になる(重要)、これは、「五行相剋」を避けるために「陰干を剋す相手の陽干の妻」となり「陽干従う」という意味のようです。

乙(きのと)の場合は木の弟(と)で、陰干のため木気が避けなければならないのは「金剋木」の金気(庚・辛)であり、その陽干は庚(金の兄)ですから、乙の年の恵方は庚(かのえ)は西南西で酉(西)の南寄りになります(図参照)。

                吉凶図3

昨年は甲午(きのえうま)であったため、「甲」は陽干のためそのまま「甲(きのえ)」となり、卯(東)のやや北よりの東北東が歳徳神の在する方位でした(図を参照)。


恵方巻きを食べる風習は、立春の前日の「節分」の行事であることから春(木気)としての「歳神」を迎える「迎春の行事」であり本質は節分の祭と共通にちがいない。

七種の具材を巻いた恵方巻きをその年の吉方位である「恵方」の方角を向いてカブリつくのは歳徳の御利益を得るためであろう。七は五行では火気の成数であり「火」は春の木気の敵である金気を剋殺する働きによる迎春(木気を迎える)の備えとするものである。

太巻きを切らずに丸かじりするのは「切る」というのは迎春(木)では忌み言葉にあたるためのようだ。

同時に七種の具(火)を口に頬張ることは「火生土」で土気である人の年魂を更新する「魂振り」ともなり、無言で食べないと効果がないというのは、言は五行では金気に配されているため言(金気)を慎んで木気の歳徳を助ける意味に違いない。
恵方巻きはその年の歳徳(トシトク)に向かい神人共食の祈願だったようだ。
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