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七の呪い

「七」という数字は、人の誕生や死(浄土への誕生)と大きく関係があると見られています。

新生児は「お七夜」を経て産屋からこの世に誕生し、七歳までは「神の子」、とされ七歳となって人の子として生まれるとされてきました。

今と違い新生児の死亡率も高く七日、七歳を超えるまでは不安定のためとされてきましたが、また、人が亡くなって初七日から七×七(四十九)日を経過し、来世に誕生し、それまでの間は「中有」に漂っていると信仰されてきました。

 火2


 新しい年が明けて七日目に、まな板に七つの道具を並べて、七度叩いて菜を刻んで、春の七草を食べるという「七」を執拗に重ねているのは何故なのでしょう?

正月七日を「人日」と呼んでいたこと、七日正月にも関係があると思う。

漢時代の占書によると、一日は鶏、二日は狛、三日は羊、四日は猪、五日は牛、六日は馬、七日を人の日として人を敬う日の「人日」としたことのようです。

するとこのように、七と人の関係をみるときは、七の数字に込められた呪術を考えないと理解できないことになります。

そこで、易と五行で考えると一、二、三、四、五の生数は、五気の誕生した順に、水、火、木、金、土に配当されていて、六~十はそれぞれ、一~五までの数に五を加えた成数として生数の気の働きの数とされています。

すると「七」は二の「火気」の成数となり、火の用に配されることになる。そこで五行相生では「火生土」の法則により、「火は土を生み」、土気は生死をとわずに「人」に配当されているため、人の誕生には「七」の数を祖神としてくり返されることになる。

神話の中で「ニニギノの子を一夜で懐妊し出産するコノハナサクヤヒメは産屋に火を放ち、炎の中で三人の子(ホデリ、ホスセリ、ホオリ)を生むシーンも火の介在であり、更に、その臍の緒を竹刀で断ち、打ち捨てた竹刀が竹林となった」とある。・・・繰り返される「竹」は「火」のモノザネなのでした。

年が明けて年神を向かえ神人共食を祝い、七日めに初めて人を祝うことが、「人日」としての七草の祝いと考えることが自然のようだ。

七種かゆ

加えて「人日」は六日「馬の日」に続くもので午(馬)は火であることから二重の意味で人の誕生を念じているのでしょう。
旧暦正月の最初の午の日を「初午」として豊穣を願う稲荷神社の祭礼も同型のものである。

これには「七」という数と五行の理を踏まえない限り、単なる風習として伝統民俗の豊かな深奥までは気づかない。
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